北京見聞録

留学・就業・ 京劇 時々鳥ネタ

1月のモモちゃん

先月は体調がすぐれないのか、元気がない日が何回かありました。
朝になってチロは元気いっぱい籠から飛び出しても、モモちゃんはツボ巣に入ったきり。入り口まで来てもごらんの通りぼんやりと。



*モモちゃんはヒナの時に親に足指をかまれた為、爪が一部無いのです。
その為、キャッチする力が弱く常にフラついてます。


少し経って床に降りた物音がしたので振り返ると・・

 

籠から飛んで着地したものの動かない。
まるで独り舞台の俳優のよう(笑)


とにかく動きがにぶいのでした。

 






次の日は元気になり、ちょっと安心したのですが。


私のカバンの隙間に入って冒険するのが大好き(^^)


黒門市場のペット屋から我が家に迎えてこの3月で6年目。
その時点でもう成鳥だったので実際は何年生まれかわからないんです。


おっとりした性格で、前の相方の月ちゃん(白文鳥♀)が亡くなった後は、
寂しいのか私にベッタリで、可哀想に思ってチロを迎えたけどDV男だったので果たして幸せなのかどうか・・ 
もう1羽飼うのもちょっとね~。

摩利支天(まりしてん)さん

年末に京都に行った際、たまたま通りに面したお寺が気になりお参りしてきました。このお寺(庵=いおり)は京都は四条にある禅居庵という所で、有名な建仁寺に隣接しています。
ご本仏は鎌倉時代に元(中国)からお迎えした摩利支尊天(まりしそんてん)です。そしてそのご本仏をお守りするのが七匹の猪たち。
ご眷属が猪なんて珍しい。
それゆえこちらでは狛犬の代わりの狛猪が境内のあちこちに。
今年の干支はイノシシだし、そして私も亥年生まれ・・・
(しかも七は私にとってラッキー数字☆)
今年は諸事情で初詣に行けなかったので、丁度この時期にお参りできて良かった。がんばりなさいって事で応援いただけたように感じます。
名称が「寺」でなく「庵」というだけに、こじんまりとした優しい雰囲気の所でした。


お手水にも猪が。

お土産の土鈴もイノシシ。

公務員から京劇の女形に~劉欣然 

この方は刘欣然(リウ・シーラン)さん。男旦(おんながた)です。
   

もとは気象局の公務員だったのですが、31歳の時にエリートの生活を捨て芝居の世界へ。もともと京劇が好きで仕事をしながら芝居を学んでいました。
~*専門の役者でないけど趣味として京劇を嗜む人のことを票友(ピャオヨウ)と呼びます。(*アマチュアとか素人の意味ですね)
彼はその票友の中では既に知られた存在でした。


そんな中、とある監督が票友の男旦を探していて、彼が起用されることにな
りました。その芝居に出るには半年に及ぶ練習が必要でその為にはどうしても
仕事をやめないといけないのでした。


彼はこう語ります。
「仮に芝居が成功してもその後、役者として生きていけるかわからない。新たに仕事を探さないといけないかもしれない。でもこのチャンスを逃したらきっと後悔する。」


少なからず基礎はあった彼ですが、小さい頃から鍛錬を重ねてきた専門の人には及びません。「この京劇の世界に途中から入るのは煉獄にも等しい」

これまで出演した回数はすでに1000回を超えているとのこと。
おそらく今年40歳になるはず。
いつか実際に舞台を見たいな~と思う役者さんです。



「化粧をしてるとその役に入ってしまいもう刘欣然ではなくなる。」



「プロの方と同じ舞台に立てるなんて思ってもみなかった。」