北京見聞録

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清朝女性 髪型の変遷

変身写真で私がした髪型、「大拉翅」(dalachi ターラーチ)といいます。
映画「ラストエンペラー」や「蒼穹の昴」などを見てずっと憧れてました。
 *これに造花や房などを付け、華やかに飾りたてるのです。

         

 初めて見た時は「なんちゅー髪型」ってびっくりするんですが、
 見慣れると可愛く見えるし、小顔効果も♪


ただこの髪型は清朝後期になってから出てきたようで、それまでは 「両把頭」(liǎngbǎtóu、リャンバートウ)という簡素な髪型が主流だったようです。 

      

西太后が自身の結い上げる髪が少なくってきたので、被り物をするようになり、それが変化してこのようになったとのことです。 左写真は西太后と女官たち                 右は清朝末民国初期の良家の子女

大拉翅がかなり大きくなってますよね? 
後の時代になると前髪もセンター分けではなく、斜めに流して洋髪の影響を
受けて、髪飾りも顔にかかるくらいに持ってきて更に華やかに。
1つの時代が終わりかける時、髪型もだんだん非実用的、退廃的になっていくのかもしれませんね。 ちなみに後ろから見るとこんな感じ。

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