北京見聞録

留学・就業・ 京劇 時々鳥ネタ

京劇LOVE 2

この方は、外国人初の京劇役者として活躍してる日本人の石山雄太さんです。
前述の劉錚さんは旦(タン)と言う女方、
石山さんは武丑(ウーチョウ)と言ってアクションをこなす道化役が専門です。

    
北京留学中に彼の舞台を確か梨園劇場で見たことがあります。
電光掲示板に出演者の名前が流れますが、彼の名前が表示されると、
中国人のおじさんが「他是日本人!」と叫んでました。


ただの語学留学と違い中国人の中でしのぎを削り
確かなポジションを得るって生半可なことではできませんよね。
本当に尊敬します。

京劇LOVE

前回に色々と書いたものの、もちろん誇れる文化は沢山あって
京劇もそのひとつ。
初めて京劇を見たのは18歳の時テレビで。それ以来京劇ファンになり
留学中は、梨園劇場 長安大劇院、湖廣会館、人民劇場、朝暘劇場・・
まあよく見に行ったものです。


そして 今、気になってる役者さんが
 劉錚「LIU ZHENG」(リウ・ジョン)さんです。

京劇の家系に生まれ幼い頃から努力された、国家一級演員の称号を持つスゴい方です。
you tubeで見つけてその可愛さに夢中(♡▽♡)。
ちょっと星野源っぽくないですか?


私も京劇の歌だけ習ってみたいんですよね。
各劇場で生徒の募集もやってるし、それとは別に先生が登録されているサイトがあって
個人レッスンとかもやってくれるみたいです。
でも北京に住んでないとちょっと無理だ~。


劉錚の練習風景 
もうゾクゾク こうやってひとつのことをたゆまず続けてきた人って尊敬します 
     

Varvara Shavrova. Beijing Opera Liu Zheng 

歌う時のえくぼがたまらない。
10才くらい下かな~と思ってましたが経歴見たら生年は書いてなく、大学卒業が92年なんですよね・・ ということは同い年かも(゚Д゚;)

15年ぶりの北京

行ってきました。留学以来の実に15年ぶりの北京
地下鉄が増えて確かに便利にはなってる・・・。
でも、正直な感想・・
「こんなに疲れる所やったっけ?」

以前は大雑把なお国柄だけど朴訥で温かい雰囲気が確かにあったし、

そこが好きだった。でも今回は相変わらずのマナーの悪さに加え、
人々がクールになっているように感じてしまった。


日本人って収入や学歴の差はあっても、外見上の差は特に感じない。
(平均的な身だしなみや修養が良いから)
でも中国人は人によってその差が激しい!
特に人が密集してる所などに行くと全体の雰囲気が「粗い」。
日本人はお互いに配慮し合うきめ細やかな雰囲気が流れている。


海外に出て思うのだけれど、西洋の教会やアジアのお寺に行っても、
優しくて温かいな~くらいには感じても、日本の神社にあるような
清らかな雰囲気までない。


つくづく日本自体がパワースポットなんだ、この日本に生まれたという
のがどんなにラッキーなことなのかと考えさせられた旅でした。


たったの三日の旅だったけど、飛行機が地面に着陸するや、
「帰ってこれた~!っ」と嬉しくて
「日本バンザイ! 日本人バンザイ!」って心の中で叫んでました。


・・ただ最終日に日本好きな北京の方とお知り合いになれて、
楽しくお話できました。そういう人が増えてほしい。
またかつて中国にお世話になった自分も何等かの形で中国に
恩返しできたらな~と思います。


けっして中国嫌いじゃないんです。北京に魅了されて2年も住んだし・・
以前も留学ブログ書いてたんですが後で見返して恥ずかしくなり、
いったん削除しました。
今年は、この3月の他に5月も北京に行く流れになっており、
これを機会に北京ブログ復活させます。