北京見聞録

留学・就業・ 京劇 時々鳥ネタ

首都経済貿易大学

 留学先は首都経済貿易大学に決めた。
学費が安く、しかも市の中心に近かった為である。

 (紅廟にあるキャンパス これは南門 光華路に面している)
       

実際に留学すると近所に精華美院という美術系の大学があり、
そこにも漢語進修班があった。
そちらの方が国貿のすぐそばで、学費も同じくらい安く、部屋もキレイという
事に後で気づく。


でも1年間の学費を払っていたのでもう動けなかった。
    {半年払いにしてたら学校変えれたよな}と少し後悔。
学校に相談すれば後期の授業料戻ったかもしれないけど、引っ越しとか考える
と面倒だし、また後期クラスの仲間は楽しかったので、
この学校で良かったのかなと思うことにしました。

北京留学のなれそめ

幼い頃からなぜか中国に興味があり、
確か80年代のテレビ中国語会話の情景(*)を覚えていたり、
日中国交正常化10周年のニュースに喜んだりしているような
子どもでした。
19才、24才、26才の頃に中国語学習熱が起こるも
せいぜい三日坊主ですぐ挫折。
29才の頃にテレビで「大地の子」の再放送をしているのを見て、
{初回放送から4年もたってるやん!確か中国語を始めた頃に放映されて
いたドラマ。。。ずっと続けていたら今頃どんなにか~><!}
と悔しく、{よし今度こそ!まだ30才になってないし!}と本気を出し、
NHKテレビ中国語会話の視聴の他、梅田にある中国語教室へと通い出したのでした。


テレビ中国語の出演者がその年は 「沈健軍」「陳涛」「はな」 さんで、
皆さん同世代だったのでとても嬉しくやる気が出ました。


また梅田の教室も発音指導に優れた日本人の先生で、そのおかげで北京に渡って
からも発音に関しては現地の先生に褒められました。


本気で学習するうちに楽しく、また、これ以上どう勉強を進めてよいのか分から
なくなり、{それならいっそ本場へ行こう}と決意したのでした。



(*)ひっつめ髪にしたお母さんとお下げの女の子が食事の支度をして、
そこへ息子が帰って来て、お母さんが息子に何やら小言を言う内容でした。
背景は質素な台所でした。

今回の旅行・・

さて、この3月の北京旅行は阪急交通社のフリープランを利用しました。


姉と甥を連れて行かねばという気負い、また15年ぶりということもあり、
自分でもおかしなくらい緊張し、その焦りが災いしたのか様々なハプニングを
呼び寄せました。


①まずは関空の手荷物検査の後、うっかりしてサブバッグを取り忘れ
 気付いた時は出国ゲートを出た後・・、
 仕方なく三日間同じ下着と靴下で過ごすハメに。


②肝心の飛行機は北京空港の指示が下りず、離陸が1時間遅延に


③ホテルの鍵を1個なくす(デポジットは取られずに済んだ)


④故宮のチケットを事前予約していたのに、セキュリティチェックに長蛇の列!
 列から抜けるともう故宮は閉館。
「剛関了!ガングァンラ」(たった今閉まったよ)って、おっちゃん・・!


**②も④も、全人代会議をやってた関係でしょうかね


後から思えば、故宮がダメだったら、タクシー飛ばして景山公園や后海に
でも行けば良かったと思うことしきり。


姉からは「もう、あんた塩持っとき!」と言われ
甥っ子(13才)は「早く帰りたい~」とナーバスに・・


案内役の叔母(私)はあたふたするわ、初海外での上記の洗礼、また現地の
雰囲気に圧倒された様子でした。
終始ホテルから出たがらず、結局、万里の長城と雍和宫には連れて行きましたが
ご飯以外はホテルに引きこもっておりました。

                    

ホテルは長富宮。朝ごはんに和食も食べられ、やはり日系だけあって、
しっかりした日本の味でした。


夕ご飯も「大衆点評」で事前チェックしていたお店に行ったので、
食事に関してはそこそこ満足している様子で、ほっと一安心(*´μ`*)


初日の晩はここ ホテル近くの「瑞徳烤鸭」  

半只(パンジー=1/2匹)で頼んだのに丸ごと一匹来て焦るが、ここから半分に切り分けてお花のように飾り付けてくれるのです。
メニューも写真つきで助かりました。


二日目の晩は永安里駅の貴友ビルのすぐ裏にある「阿文汤包」です。


ビルの外観は古いけど店の内装は明るくきれいでした。こちらも写真付きメニューで安心です。最近は無料のお茶って出してくれないんでしょうか?
レモンを入れたお水は飲み放題でしたが。