北京見聞録

留学・就業・ 京劇 時々鳥ネタ

大晦日の夜

経貿の授業は1月で終了ですが、大学生の中にはそれを待たずに年末で帰国する
子もちらほらいました。早めに帰る子は皆に見送ってもらえて羨ましい。


年末年始の2~3日は大学もお休みで、大晦日はちょっと贅沢してJAZZ屋で
日本食でも食べようかと同世代のAさんと三里屯のJAZZ屋に行く。


JAZZ屋はテレビ中国語会話にも出演されていたファンキー末吉さん
(爆風スランプのドラマー)が経営されてるお店です。
「ファンキーさんに会えたりして~」と言ってたら普通にカウンターに
座っておられるではないですか。
嬉しくて一緒に写真を撮って下さいとお願いすると快く応じて下さいました。

      

めちゃ嬉しそうな私


大みそかの北京は想像していたほど寒くはなく、若い男の子たちが友達同士で
集まり何をするでもなく街をブラブラしてるのが印象的でした。

互相学習(フーシャンシュエシー)


「相互」(そうご)ではなく「互相」(ごそう)と書いて互相学習「huxiangxuexi」
と発音します。
(*この場合の意味は中国語を勉強したい日本人と、日本語を勉強したい中国人
  がペアになりお互いの言語を教えあうことです)


私が留学前に中国語を勉強した期間は約10ヶ月。 週に1度、梅田の中国語教室の
入門クラスで発音と簡単な会話を学び、あとはテレビ中国語会話の視聴。
とりあえず、現地で迷子になっても無事に寮まで戻れるようにと真面目に
取り組んでました。


いざ9月から北京での授業が始まると、先生の「打開書」(本をめくって)の
言葉も聞き取れず、授業のスピードについてくのがやっとでした。
復習もしたいけどその時間もなく宿題と予習だけでてんてこまいの日々。


それまでは同じ大学の中国人の女子学生1人だけが学習相手で、
留学半年になる日本の友人(大学3年)に「もっと現地の人としゃべらなきゃ」
と諭された。


モタモタしていたが、11月くらいから学外の社会人の中国人女性や、
近所の第二外大の日本語科の学生を紹介してもらったりと、
その頃から互相学習の相手が増えてきた。


1人の子と「じゃあ週に1回で」と約束しても結構キャンセルされたりも
するので、複数の人と約束してちょうど週2くらいの学習スケジュール
になるのでした。 


11月頃は「まだ喋れないな~」と焦っていたが、
12月に入り同じ学内の中国人学生(日本語を話せない)と知り合いになり、
留学生宿舎に数人で遊びに行きたいとの事だったので、一人では間が持たない
と日本人の友人(Aさん)に助っ人を頼み中国語オンリーでなんとか
会話をしました。1時間ほどして彼らが帰ってから、そのAさんと顔を見合わせて
「私たちず~と喋れてたよね?」と2人でじわ~っと感動してました。


ゆっくりとしたペースでの浅い内容の会話なら、なんとか聞いて話せるよう
になっていた。
その年の12月にHSKを受けるがこの時の結果は3級でした。

雀のいる部屋

京劇ブログになってしまう前にひとまず留学ブログを書いて
おかないと・・( ゚ω^ )ゝ


さて、1週間のアパート生活から逃げ出し、大学内の12楼号に舞い戻った。
しばらくすると、ガサガサと壁から音がするのに気づく。
一体なに? ネズミ? それとも虫かなにか?(;゚д゚)…


そういえば窓側の壁の高い所ににガムテープが貼り付けてあり、どうやら
そこから音がする・・。
ある日の夕方部屋に戻り外を見ると、雀が窓のすぐ横の外壁に突進してくるのが
見えた。と同時にいつものガサガサ音が!
これはもしかして・・と、壁のガムテープをそっと剥がして中を見ると、
エアコン用の穴が有り、砂がボロボロとこぼれてきた。
    そして中には本当に雀が!
一瞬でパッと塞いだので雀も驚かず逃げなかった。


アニエスに伝えてもうまく伝わらず、怖がらせてしまったが、
「小鳥、小鳥」(xiaoniao  シャオニャオ)と言うとようやくホッとしていた。
12号楼の4階、北向きで端から確か三番目くらいの部屋でした。
今でも雀はいるかしら。