北京見聞録

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互相学習(フーシャンシュエシー)


「相互」(そうご)ではなく「互相」(ごそう)と書いて互相学習「huxiangxuexi」
と発音します。
(*この場合の意味は中国語を勉強したい日本人と、日本語を勉強したい中国人
  がペアになりお互いの言語を教えあうことです)


私が留学前に中国語を勉強した期間は約10ヶ月。 週に1度、梅田の中国語教室の
入門クラスで発音と簡単な会話を学び、あとはテレビ中国語会話の視聴。
とりあえず、現地で迷子になっても無事に寮まで戻れるようにと真面目に
取り組んでました。


いざ9月から北京での授業が始まると、先生の「打開書」(本をめくって)の
言葉も聞き取れず、授業のスピードについてくのがやっとでした。
復習もしたいけどその時間もなく宿題と予習だけでてんてこまいの日々。


それまでは同じ大学の中国人の女子学生1人だけが学習相手で、
留学半年になる日本の友人(大学3年)に「もっと現地の人としゃべらなきゃ」
と諭された。


モタモタしていたが、11月くらいから学外の社会人の中国人女性や、
近所の第二外大の日本語科の学生を紹介してもらったりと、
その頃から互相学習の相手が増えてきた。


1人の子と「じゃあ週に1回で」と約束しても結構キャンセルされたりも
するので、複数の人と約束してちょうど週2くらいの学習スケジュール
になるのでした。 


11月頃は「まだ喋れないな~」と焦っていたが、
12月に入り同じ学内の中国人学生(日本語を話せない)と知り合いになり、
留学生宿舎に数人で遊びに行きたいとの事だったので、一人では間が持たない
と日本人の友人(Aさん)に助っ人を頼み中国語オンリーでなんとか
会話をしました。1時間ほどして彼らが帰ってから、そのAさんと顔を見合わせて
「私たちず~と喋れてたよね?」と2人でじわ~っと感動してました。


ゆっくりとしたペースでの浅い内容の会話なら、なんとか聞いて話せるよう
になっていた。
その年の12月にHSKを受けるがこの時の結果は3級でした。

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