北京見聞録

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春休みの南方旅行 2 ~柳州~

桂林の後で北京に戻るはずだったのに、
シューリンの実家で春節を過ごすことになり、柳州へと向かいました。

         

実家へ行く途中、シューリンは爆竹を買ってました。
北京ではすでに禁止になっているけど、まだ地方では春節に爆竹を鳴らす
らしいんです。


小綺麗なマンションに彼女のお父さんやお兄さん家族が住んでいて、ご挨拶
をしました。 私たちは何のお土産も持っていってないのに、たらふく
ご馳走になってしまい、申し訳ない。甘いものでも買っていけばよかったわ。


奥さん達はお料理をせず会話に興じ、お婿さん達が料理する光景が中国なら
では。 *一般的に中国では男性の方が料理を作ることが多い


そしてさすがに住宅街では爆竹を使えないとのことで、車で彼女が子供の頃に
住んでいたという家まで行きました。


旧居はワラ葺きで土壁の味わいのある元農家。
市街地から少し離れた郊外にあり、周囲は草むらでここなら思いっきり
爆竹を鳴らせるというワケです。
しかし人生初の爆竹体験は音がデカく、煙もいっぱいでちょっと怖かったです。

       

   実際のシューリンの家ではないがこんな感じ


ところで現地の言葉は北京語ではありません。
ご家族同士は現地の言葉で話すのでまったく聞き取れないのですが、
私たちに会話をふる時はもちろん北京語にきりかえてくれます。


シューリンのお父さんはご高齢でしたが私たちに北京語で話しくれ、
ご家族的にはそれが、かなりツボに入ったみたいで、
「ちょっと聞いて!お父さんが普通話(プートンホァ)使ってるよ!」( ゚∀゚)
と皆笑ってました。        *普通話=北京語のこと


どんな感じなんでしょうね。 日本は一つの言語しかないから彼女たちが
ウケていたその感覚がわからない。


そして、春節を過ごしても北京にはすぐ帰らず、シューリンの職場がある
南寧(ナンニン)まで行くことになったのです。

        

この地方で食べた馬蹄(マーティー)という百合根っぽい食材 激ウマ


*この時は疲れてるのもあって、正直早く北京に戻りたい・・なんて思って
たのですが、今から思うと中国の人が過ごすリアル春節を体験させてもらえ、
貴重な経験したな~とシューリンに感謝してます。

春休みの南方旅行 1 ~桂林

3月からの後期授業が始まるまでの2月は丸々お休み。
その間を利用してAさんがお友達と旅行するのに便乗させてもらうことに
なりました。 その友人というのが、中国人女性(シューリン)と
韓国人の男子学生(チャンス)。


2人とも語言学院に在学中で、シューリンは南寧の公務員で、スペイン語の研修の
為に北京に来ているとのこと。 チャンスは語学留学だったかな?


シューリンが春節に実家に帰省するのに合わせて、同じ方向の桂林へ4人一緒に
行くことになったのでした。 切符や宿の手配とか全部彼女がやってくれた
ので本当に楽なものでした。


中国では初めて乗る列車の旅。
向かいに中国人の父娘がいて、旅先ならではの会話を楽しみ、この親子とは
桂林でのツアーやホテルも一緒でした。
それにしても列車の水道の出が悪い。
寝台車で二泊?ほどしたが、もっと食べるものや、暇つぶしになる小説、
ウェットティッシュなんかも持って行けば良かったと後悔。


桂林に到着すると、期待通りの絶景 ( ^∀^)

                 ほんとにこんな山々       ツアーの船     こんなイカダにも乗った


観光スポットの近くにある商店街も独特な雰囲気を醸している。

        
            写真中央奥に霞がかった桂林の山


この地域は道路の横から、山がいきなりニョキッと盛り上がってたりする
んです。こういう地形のせいなのか立派な洞窟もあり、そこ(七星公園)

にも行きました。
  

洞窟の中は寒かったけど本当にきれいでした。

北京でいちばん好きな場所

ブログの為にネットをいろいろ見ていると、
懐かしい地名がたくさん出てきて、嬉しさのあまりつい独り言が・・。


私は北京の北の方が好き。
それも語言学院とかまでの北に行くのではなく、
東四、美術館、隆福寺や、そこから西に折れて西単に行くまでの道など。

どっかからお借りした写真


友達で后海が大好きという子もいました。確かに后海も素敵。
今はバーが乱立してしまってるようで、残念な感じになってなければ
いいですね。


みなレトロで上品で昔の北京が残ってる所です。


前門や天橋周辺などの南の方は開発がちょっと遅れていたので、
かなり年代の古い建築なども残っていて、またそれを見るとじんわりと
懐かしい感覚になるのでした。


80年代の中学・高校生の頃もテレビで中国の映像が流れると食い入るように
見てました。 聞こえてくる中国語の響きにキュンとしたり。
私の前世、やっぱり中国人だったのかなあ~とこんな時に思います。