北京見聞録

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王府井の美術培訓(2)

私は石膏デッサンから始め、その後は皆より少し遅れて静物コースへ。
不透明水彩(ガッシュ)で描くのだが、絵の具は先生が私の為にわざわざ
先に用意して下さっていた(こっちの人ほんと優しい)!


今度は高校生たちが私の為に不透明水彩の使い方をレクチャーしてくれました。

こちらのパレットは日本のと少し形状が違って、深めの格子状になっている。

                           

そのマスの中に絵の具をチューブ1本、ほぼ豪快に出しきり、水で少し薄めて
使うのです。

幼い頃から習っている子も多いので、

「絵の具は単色では使わず、三色くらい混ぜるんだよ」
「構図は三角形を意識して取ると安定するのよ」といろいろアドバイスを
くれます。


みな北京の子だったが、一人、黒龍江省から短期集中?みたいな感じで

来てる女の子がいて、なんとなくその彼女(何氷 /フービン)といつも一緒に
いました。そして彼女がいてくれたお影で授業にもついて行けたのです<(_ _*)>


先生に(中国語で)
「ここはもっとこう描いて・・・・・ハオマ?(いいですか?)」、
と言われて分かったふりすることなんてしょっちゅう。

いちいち聞き返して授業を中断させられないし、そんなことしたら皆に迷惑
がかかる。そんな時はいつも彼女があとで補ってくれたのでした。

本当の留学って現地の生徒と一緒に授業を受けることで、本科生とかそれを
やってるんだものね。


まあ、そんな感じで、
私が特に東四周辺を好きになったのも、この教室に通ったからかもしれない。

教室を終えて、王府井からひとつ東の筋の東四通りに入って北に向かう。
パン屋さんで明日の朝ごはんを買ってから、朝陽北路のバスに乗るまでの
ブラブラ歩き。

東四も朝陽北路もレトロな建物がたくさん有ってなんともいえない雰囲気が
有りました。

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