北京見聞録

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ことばのひびき

年号決定しましたね。
令和(れいわ)って最初聞いた時は一瞬冷たい感じがしたけど、今は凛とした良い響きだなあと思います。
しかも万葉集からの出典というのも嬉しい(万葉集好き)(^^)

        




小説「花闇」読みました!
泣けるというよりは重い読後感でしたが。。良かったです。


小説の終わりの方で田之助が大阪公演の後に
      「澤村田之助は、贅六野郎(ぜえろくやろう)の見世物か」
と涙を流すシーンがあるります。


その「贅六」の意味が気になり、前後の文脈から「関西」って意味かなと思って調べたらやっぱりそうでした。
江戸っ子が上方の人をあざけって使う言葉らしいです。
それでふと思い出すと、大阪には「ゼー六」っていうアイスの老舗があるんです。
お店のHPをみると屋号の由来もやはりその「贅六」らしく、簡単に言うと「商人の心意気」を現した言葉のようですね。


https://www.ze-roku06.jp/百年の歴史/
。。幕末の大阪は自由闊達な気風に満ちていたといわれ、次のような言葉が残っています。 「商人には無用の贅物六つあり。いわく禄、閥、引、学、太刀、身分。これなり」これは商人の町・浪速の自由な気風、そしてそこに息づいている実力主義を表した言葉で、 ”ゼー六”はこの「贅六」からとったもの。。

何はともあれ、令和が良い時代になりますように。。

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