北京見聞録

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北京3日目 2/5 鼓楼・鐘楼

 

 さて、次なる目的地は鼓楼・鐘楼(グウロウ・ジョンロウ)です。
北京地下鉄の英語アナウンスでは「ドラムタワー、ベルタワー」と案内されてます(そのまんま^^)


先程の南鑼鼓巷北口を出ると、南北に「鼓楼東大街」が走ります。
この道を左に進み、まっすぐ行くと鼓楼です。道の両側に平屋の店舗が並ぶこの感じ、
90年代の北京って雰囲気(^^)


 

この通りもなかなか面白い。羊肉串や爆肚(バオトゥー)と呼ばれる北京のB級グルメもおすすめ。


こんなお洒落なケーキ屋さんも。


靴屋や服屋さんもあります。


凝った造りの塀が出てきました。もう到着。ここまで20分くらい。
手前が鼓楼、その向かいが鐘楼です。


鼓楼はその名の通り太鼓があり、鐘楼には鐘が吊るされています。
どちらも時刻を知らせる為のものでした。


外側を見るだけなら無料ですが、楼閣に登るには入場料が必要です。
どっちも登った事あるので、どうしよかなと思いつつ、久しぶりなのでやはり登ります。両方に登れるチケットを購入。


登ります!                   階段スゴイ。


 

鼓楼では決まった時間に太鼓の実演をしています。 天井も高い。


ベランダに出ると、一直線上に景山公園が見えます。




下りは特に気を付けて。前の女の子、片手に飴、片手にスマホで危ないわ。 
次はお向かいの鐘楼へ。


鼓楼に比べ、鐘楼は幅が狭い。       階段が急なのは同じ。


 

巨大な鐘が吊るされてます。それと、鐘を鳴らす道具は何ていうのだ、・・ネットで調べたら、〈撞木(しゆもく)〉と呼ぶらしいです。
お魚の形状になっております。


  

鐘楼のベランダからは鼓楼が。       鐘楼の裏側。 


だいたい30分で見学できました。

北京3日目 1/5 南鑼鼓巷

             

  さて三日目は老北京(オールド・ペキン)の街並みを堪能します。

  南鑼鼓巷(ナンルオグーシャン) から景山公園まで、徒歩で一気にめぐる健脚コースです。




              

まずは朝ごはん♪
これは昨日ごちそうになった夕食の一品を持ち帰ったものです。
食べきれない時は中国ではこのようにするのが当たり前。食べ物を粗末にしない良い習慣。にんにくのたくさん入った白身魚に味がしみ込み、昨日より格段に美味しい。
ああ、お粥があったら最高・・


ごはんを食べたら地下鉄で移動。



地下鉄を出ると目の前に広い道が。
標識にもあるようにここからだと景山公園にも歩いて行けそう。
      

道路をはさんだ北側に大きな門、中が南鑼鼓巷です。
時間はたっぷりあるので、先に寄り道。



門の南側にあるこの一画は自然なままの胡同です。 この乾燥した空気感にグレーで統一された石造りの家々が北京って感じ。いいですね~。

 

ぐるっとまわり、さきほどの大通りに戻ると景観に配慮したコンビニが。ここで飲み物などを買って行きます。



さていよいよ門の中へ。



南鑼鼓巷は元時代の建築が残る古い街並みです。 
南北に伸びた通りに対し、細い路地が東西に交差し、店舗に改装された古い建物が良い味を醸し出しています。




観光客で賑わっていますが、みな中国人っぽい。あまり外国人はいないように見受けました。




中国菓子の稲香村にフードコート。 



かき氷のお店も。




途中、中央戯曲学院の劇場もありました。



 美しいチャイナドレス。 この小鳥はヤマガラ?



今、はやりの漢服もあります。  

 


「KENZO」っぽい色合いのお土産類・・
でもなかなかリーズナブル、お土産に小銭入れを買いました。 



  

  おや、「メイソウ」?「MINISO」なら「ミニソウ」と読むべきでは・・?
  それにメイソウの日本語漢字表記は「迷走」だよと中国人に教えてあげたい。




  

 しかもこのロゴ、見れば見るほどアレに似てる気が・・(モヤモヤ)




えっ!?  

「●●チュウ」!? これもアカンやろ・・と、何度も見てたら他にもゾロゾロ。



いや~、既視感のあるモノが色々出て来て、そういう部分も含めて楽しめました。




スタバもありました。 

いちばん北口まで来て終了、 南鑼鼓巷のお散歩は1時間半もあれば充分です。






北京2日目 2/2 京劇鑑賞

             

さて、今夜は京劇鑑賞です。
変身写真は15時にやっと終了、その後は食事と観劇。
この食事と観劇は北京の友人(中国人)からのご招待で、京劇つながりのTwitterで知り合った人です。直にお会いするまで、実は性別も年齢も分からずで、会うまでドキドキでした(^^;)


友人に変身写真の後、そのままついて来てもらい、待ち合わせに現れたのははたして恰幅の良いおじさまでした(^▽^) 

 

そしてこちらのレストランへ。なんでも梅蘭芳お墨付きの四川料理店だそうです。
まずはカンパ-イ!


この店の看板料理は宮爆鶏丁(コンパオチーテイン)。
鶏肉とカシューナッツを甘辛く炒めたモノです。白ご飯に合う!



 

その他も、全部美味しかった(。・ω・。)ノ♡  
京劇鑑賞の前にオススメのレストランです。



さてさて、京劇愛好家のことを票友(pioyou/ピャオヨウ)と呼びます。

    

この彼はなかなかレベルの高い票友で動画にもupされちゃうような人です。


    程硯秋             江新蓉

 

京劇には四大名旦(スーダ-ミンタン)と称される四人の名女形(めいおやま)がいます。
その中の一人に程硯秋という方がおりました。程硯秋にはたくさんの弟子がいましたが皆、男性でした。その中で唯一の女弟子が写真右の江新蓉という人です。
この彼はその江さんに指導を受けたそうです。(江氏は2016年に逝去)
いうなれば程氏の孫弟子に当たるわけです。



 

   そしてこの指輪、、実はこれは程硯秋の物でしたが弟子の江新蓉に贈られ、そして彼がさらに江老師から譲り受けたそうです! ちゃっかり嵌めさせて頂きましてよw
(ちなみに 「孔雀石」だそうです)
京劇の神よ、、我に降臨あれ✨
 



さて、京劇俳優さんとも知り合いの彼、今晩の公演で主演を務める俳優さんと仲良しと聞いてはいたけど、会いたいな~
・・ん?誰かと電話してる。えっ!? 会わせてくれるの!?ウソ~!!


 

友人は先に帰り、私と彼とで梅蘭芳大劇院へ。 


劇場裏口でその俳優さんが待っていてくれました。


彼は刘 垒(リウ・ライ)さんとおっしゃいまして、国家京劇院(国京)に所属する若い俳優さんです。本番前のちょうどお化粧中に申し訳ない。
緊張してほぼ何もしゃべれず・・


思ってたより背の高い方で、キリっとして。。いや~、かっこ良かった♡♪ 
主演3人用の化粧室で一番奥は女優さんがカーテン越しに控えてました。
男女兼用なんだ。写真も撮ったんですが掲載は自粛(^^;)  


廊下はこんな感じ。衣装が型崩れしないよう縛ったまま積まれてる。

お芝居の神様を祀った立派な祭壇 

  舞台も見学。


奥に見えているのが演奏担当。音合わせされてます。ここで楽師さんにもちょろっと挨拶できました。(楽師さんも刘 垒さんのblogで見たことある方だったので感動)

そのままステージまで進む。舞台側から客席を見れるなんて滅多にないこと。
神々しい雰囲気。



そしてロビーへ。


すべてが朱色。。



              

   彼の娘ちゃんも合流し一緒にパチリ★
   日本にはお母さんと一緒に福岡へ旅行した事があるそうです(^^)   


舞台は見ごたえありました。刘 垒さん歌いまくりで客席喝采。
お二人は途中で帰られ私は最後まで観劇。



                        

今日は朝から京劇扮装、程派票友との邂逅、程硯秋の指輪でパワー注入、今をときめく国京の俳優さんと記念撮影・・
朝から夜まで京劇尽くしの素晴らしい1日でした。


落ち着いたら感謝の気持ちを込め、程派京劇についてまたblogで発表します(^^)