北京見聞録

留学・就業・ 京劇 時々鳥ネタ

北京旅日記(3)~平安里

もう荷物を持ったまま、地下鉄に乗るのが煩わしかったので、
向かいの塞特(サイトク)ショッピングセンターへ渡って、
タクシーを拾って平安里のホテルへと向かいました。
タクシーの運転手さんとの会話の中でわかったんですが、
中国語のことを華語(ホワユィ)ともいうんですね。
そして、支払いは今みんな携帯で支払うようになってて、「現金で」とお願いすると少し面倒くさそう・・


建国門のオモテ的な雰囲気と違い、タクシーの中から見る平安里周辺は
道両側に植わった木と平屋の建物が建ち並び、友人たちは「わぁ~、雰囲気めっちゃいい!自分ではたどりつけない!」と感動してました。
私もここは夜に京劇を見に来たことしかなく、明るい時に来るのは初めて。


この辺りは、古き良き北京の雰 囲気が残る一角です。
地元の人が子供を自転車に乗せて通勤する姿や、お年寄りが玄関に縁台を出して
将棋を指す姿などがほほまえましい。

人民劇場も近いし京劇俳優さんに会えるかも~♪ってワクワクしてたんですけど、
     本当に普通に会えます(;・∀・)

        ホテル向かいの人民劇場

さすがに劉錚(リウ・ジョン)には会えなかったですけども、
男役の長い髭を引っかけ、立ち廻りで使う槍を担いで自転車に乗ってる男の子
を見たし、連れのYちゃんも「さっきお店でジュース買ってたら、京劇の赤いメイクした人が何か買っててビックリした!」って。
         
少し歩くとリウ・ジョンの所属している国家京劇院の看板もっ! 感動。。

          

         第一回優秀武劇 実演 (アクション部門発表会・・的な?)   
                         
何はともあれ、やっとチェックイン。
宿泊先の北京護国寺賓館は写真で見るよりギュッと小さく、ホテルのロビーにはインコや九官鳥など鳥ちゃんがお客様をお出迎え。

そして階段や廊下、レストランなど、到る所に歴代の著名な京劇俳優の写真が
飾られ、鳥好き・京劇好きの私にとってはまさにうってつけの宿泊先でした。

ちなみにこの護国寺賓館、従業員募集してましたよ。「京劇愛好者優遇」って。
お給料は5000元くらいでした☆彡

北京旅日記(2)~建国門

できればこの旅行中に、
留学中にお世話になった王さんご夫婦にお会いしたいと思ったんです。


もともと奥さんの方と知り合いで、90年代に私が勤めていた大阪の会社に
入って来られて、私が中国好きだったのもので、ずっと彼女に纏わりついて
いました。


ちょうど留学する2001年に彼女も大阪を離れ北京に帰省されたので、
留学中はお世話になってました。
帰国する際にちゃんとご挨拶しないままで失礼な事をしたと
ずっと後悔していたので・・。


連絡先はもう失っていたので事前連絡はできません。
でもご主人の勤務先はしっかり覚えていたので、
在籍さえしておられれば、手紙だけ託して私が来たことをわかって
もらえるし。。と思ってホテルへ行く前に訪ねてみることにしました。

       建国門周辺

建国門にあるその会社へたどりつき、
ドキドキしながら受付で尋ねると・・、おお、在籍して居られます!


ちょうど来客中で、その後のお客さま達も彼を待っていて、なかなか忙しそう。
(ご主人の職業は弁護士さんです!)


割り込みが難しそうだったので、日本で買ったお菓子と手紙を受付の女性に
渡し帰ることに・・、すると、すぐ出て来て下さいました。
すごくビックリされたけど、すぐ奥さんに連絡を取って、
次の日に食事をごちそうして頂ける事になり、時間の約束だけして彼の職場を後にしたのでした。

北京旅日記(1)~空港

就業記はしばらくお休み。。
さて3月に北京に行った時は中国国際航空(CA)に乗ったけれど今回は全日空でした。

          関空にて

前回は外国人が必ず書かないといけない入国カードを配ってくれなくて
北京空港についてから慌てたけれども、そこはさすがに日本の会社。
ちゃんとこの黄色いヤツ配ってくれました。

 

でも行きの便に関しては乗務員があまり愛想よくなくて、挨拶もなし。
これだったらCAの乗務員の方が「早(ザオ)!」(=おはようございます)って
全員ちゃんと挨拶してくれたし、よっぽど感じいいやんって思いました。


それでも、機内食はおいしく頂き・・

        

お天気も良く、窓からは機体の翼が見えました。

        

そして入国ゲートは長蛇の列!3月はすいてたのに。
びっくりしながら待ってるとキビキビと立ち働いてるスタッフの男性がいて、
連れと「あの人、感じいいよね~♡」なんて話してたら、その彼が手招きし
て、中国人用の出口でしたけどそっちの列に入れてくれました。

        

スラリと背が高い北京のステキ男性1人目でした
 (今回の旅では計3人おります♡)


そしてゲートを出てから、トラムに乗り、また歩き・・そして最後の出口を出る
と、出迎えの人たちが待っている所へと出ます。
北京空港新しくなったけど、ここからが、パ~っと開け、とっても分かりにくいんです。    

    

空港から東直門へ行く北京地下鉄機場線への乗り場の表示が目立たなくて、
機場線へつながる「歩く歩道」も省エネなのか、動いてるモノと動いてないモノが有って戸惑います。
  ようやく、この地下鉄機場線(略して:机场快线)に到着。

    
この机场快线、乗ってからも分かりにくい。

乗る地点がターミナル3、次の停車がターミナル2、そして三元橋、終点が
東直門で、三か所目の東直門で下りればいいのです。
この東直門から地下鉄へと乗り換えます。


3月に机场快线に乗った時は他の中国人乗客に行先を聞いても、
なんだかそっけなくて、でも今回は切符を買う時から周りの人が親切で、
「そっちの券売機の方がいいよ」って教えてくれる女の子や、
私の連れ3人が電車の中で写真を撮りまくって、スーツケースが
コロコロ転がっても嫌な顔せずそっと差し戻してくれる青年とか、
接する人が優しく、今回の旅は当たりの予感がしました。