北京見聞録

留学・就業・ 京劇 時々鳥ネタ

ウチの文鳥ズ

さて、ようやく留学blog書き終えました。
今度は京劇をテーマに書いていきたいんですがその前にほっこり・・

         

白いのがチロくん(♂)、桜がモモちゃん(♀)
チロはウチに来て2年、モモちゃんは6年。モモちゃんの年齢は不詳。
買った時にすでに成鳥の羽色だったので。
たぶん7歳くらいじゃないかな・・
二匹の匂い、羽ざわりはそれぞれ違い、毎日くんくんするのが日課です( ̄▽ ̄)

帰国の途へ・・

日本に帰国したのは、サース騒ぎのあった2003年の暮れ。
プライベートもうまくいかなくて、同時にアルバイト先も受付は正規職員を
雇いたいとクビをチラつかされました。
駐在員さんたちも、バイトに対してのお考えや態度なんかも人によってやっぱりいろいろ違います。
最初は愛想悪いな~と思ってた人が意外に優しかったり、調子いい感じの人が上司の意向に沿って私への態度を変えたり・・
(まあそんな事される自分も浅はかな部分があったのだと思います)


でも次の人もなかなか見つからず、「おれるまでいていいよ」的な感じでし
たが、そういわれてもね~o(_ _*)o
他の会社に面接とかも行きましたがはかばかしくなく、
北京生活も潮時かな~と思い帰国を決めました。


帰国してみると三和銀行はUFJ銀行になり、
大阪には留学前より格段に中国人が増えていた。
心斎橋筋商店街のアナウンスも、中国語が流れてる。随分、インターナショナル
になったものだ。
何か中国語を使った仕事をしたくて、数社チャレンジする。
しかし、1社目は社長たちが占いや風水にこりすぎ、
屋上のお社に社員を整列させ神主さんを呼びご祈祷に参加させる。
他にもやみくもに掃除させたり、最悪なのは社員を怒鳴りちらすこと。
なので1か月でやめた。
2社目は香港と取引のある会社。
でもそこでは求められるレベルが高く即クビになる。
その後はしばらく短期の派遣を転々とする。
そして、年末にエバー航空の予約業務を代行する会社へ面接に行き、
派遣写真として無事採用されました。
仕事はすご~く大変でしたが、台湾のお客様と話すことができ、
すっかり台湾びいきになりました。


しかし半年後、東京にあるエバー航空の事務所が
「これからは東京でやります」といきなり言ってきたので、雇い止め(x_x;)
でも良い経験させてもらいました。


その後は現在にいたるまで中国語は使わない職なんですが、公共施設なので
たま~に中国の人が来るんです。こっちの説明が分かってないな~と思われる
時は中国語で説明します。
また直接、中国や台湾と関われる仕事もいいな~と思いますけどね。

京劇天国

前にも書いけど、初めて京劇というものを知ったのは18歳(?)
の時でした。
実際北京に見に行ったのではなく、テレビで見たのですが。
おそらく国交回復ナントカ等で特別放映されていたのだと思います。
演目は玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋を描いた「長生殿」。
もちろん日本語字幕付ですが、一緒に見ていた父と共にテレビに

釘付け。 父曰く「こんなん初めて見たわ~」と。

 初めて京劇を見る外国人をちっとも飽きさせず、見事な舞台でした。

        

それ以来、京劇ファンになり、90年代に入って京劇の日本公演があれば
いそいそと見に行ったりしたものです。

北京留学が決まってからは、「現地に行ったら絶対京劇を見にいく!」
と楽しみにし、実際いろんな劇場に足を運びました。(^^) 

まず留学先の首都経済貿易大学近くにある小さな劇場で
覇王別姫を見ました。
朝陽北路沿いに有り、向かいは映画館でした。
その後も、梨園劇場、長安大劇院、日本から友達が来たときに連れて
行った湖広会館、他にも北京の日本人仲間と一緒に行った劇場(名称
が思い出せない)もあります。


なかでも一番印象深かったのが人民劇場。実はここに行って頂きたい! 
今年5月の北京行きの際に泊まったホテル(北京護国寺賓館)のまん前に
有ります。雰囲気ちっとも変わってなくて。。

 

        

 2003年にこの人民劇場に見に行った際はお客も地元のお年寄りばかりでした。
 現地に「北京晩報」という地元紙があり、京劇欄コーナーが有り、
「今日は誰々がどこそこ劇場に出ますよ、最近の彼、必見です!」
的な記事が出るんです。それを見て行きました。
(役者名は覚えてないけど、武生(立ち回り役)の超ナントカさんでした)

お客さんは平坦な場面ではzzz・・と寝てる人もいるけど、

役者が歌いだしたり、芝居のハイライトシーンになると、
ヌクっと起きて絶妙なタイミングで「好!」の掛け声が入るんです。
歌舞伎の「よっ○○屋!」と同じですね。
この雰囲気が鳥肌ものですごくゾクゾクするんです。
あまり外国人が行くような劇場がではないからこそ、濃い雰囲気が
味わえます。京劇を見に行かれるなら是非是非♪